iアプリビルドツール

idktools20110619.zip をダウンロード

概要

iアプリのjarファイルを作成する、コマンドプロンプト用のコマンドラインツールです。

特徴

  • ソースファイルでプリプロセッサを使ったマクロ展開や条件コンパイルができます。

  • ソースファイルでenum列挙型の定数を宣言できます。

  • ProGuardを使った難読化によってjarファイルのサイズを小さくします。

  • 7-Zipを使ってjarコマンドをそのまま使うよりjarファイルのサイズを小さくします。

準備

  • Cygwin版gcc3をインストールして実行パスを通しておいてください。プリプロセッサとして使用します。

  • Perlをインストールして実行パスを通しておいてください。

  • ProGuardの配布ファイルを任意の場所に展開して、proguard.jarファイルの場所をフルパスで環境変数PROGUARD_JARに設定してください。

    この項目は任意です。

    環境変数PROGUARD_JARが設定されていないとき難読化は行われません。

  • 7-Zipをインストールして、7z.exeに実行パスを通しておいてください。

    この項目は任意です。

    実行パス上に7z.exeが見付からないときjarコマンドによる圧縮のみ行われます。

使い方

  • 環境変数IDK_HOMEにiαppli Development Kitをインストールしたフォルダ(フルパス)を設定してください。

  • 環境変数PROJECT_NAMEにjarファイル(およびjamファイル)の拡張子を除いたファイル名を設定してください。

  • 環境変数MAIN_CLASSにエントリポイントを含むクラスの名前を設定してください。

  • 環境変数BIN_DIRに作成したjarファイルを格納するフォルダの名前を設定してください。

    jamファイルがあればAppSizeとLastModified項目をjarファイルにあわせて更新します。

  • 環境変数SRC_DIRにソースファイルが格納されているフォルダの名前を設定してください。

    ;(セミコロン)で区切って複数指定できます。

  • 環境変数RES_DIRにjarファイルに含めたいファイルが格納されているフォルダの名前を設定してください。

    ;(セミコロン)で区切って複数指定できます。

    この項目は任意です。

プロジェクトごとに用意するバッチファイルの例: 
@echo off
setlocal

set IDK_HOME=C:\iDKDoJa5.0

set MAIN_CLASS=Main
set SRC_DIR=src;src\wrap
set BIN_DIR=bin

set RES_DIR=res\txt;res\map;res\spr;res\snd\90X;res\img;res\icon

set PROJECT_NAME=Sample90X
call tools\idkbuild.cmd -DNDEBUG %*
if errorlevel 1 exit /b

set PROJECT_NAME=Sample90X_debug
call tools\idkbuild.cmd -DDEBUG %*
if errorlevel 1 exit /b

set RES_DIR=res\txt;res\map;res\spr;res\snd\N903;res\img;res\icon

set PROJECT_NAME=SampleN903
call tools\idkbuild.cmd -DNDEBUG %*
if errorlevel 1 exit /b

set PROJECT_NAME=SampleN903_debug
call tools\idkbuild.cmd -DDEBUG %*
if errorlevel 1 exit /b

制限事項

パッケージには対応していません。classファイルもリソースファイルもすべてjarファイルのルートに格納されます。

更新履歴

  • 2009.12.14

    本サイトで公開

  • 2011.06.19

    任意であるはずの環境変数RES_DIRを設定していないと停止してしまう不具合を修正

    環境変数RES_DIRに設定したディレクトリにファイルがひとつもないとjarコマンドのエラーが出力されるのを修正

    環境変数BIN_DIRに設定したディレクトリにjamファイルが存在しないと空のファイルが作成されてしまうのを修正